目指すはFIAの自動車世界速度記録、エンジンはなんと蒸気機関 - Technobahn
さて。最高速チャレンジ、というかFIA Land Speed Recordsの定義。FIA公式サイト内のIntroductionによると
さて、FIA Land Speed Recordsには4つのカテゴリー(A〜D)があります。カテゴリーAは競技専用車、Bは市販車、Cは最高速チャレンジ専用車、Dはドラッグレーシング車両というのが大まかな定義。現在最高速記録を持ってるThrust SSCあたりはカテゴリーCになります。
また、カテゴリーA、Bにはエンジンの種類による分類である「グループ」と、排気量または重量による分類である「クラス」があり、カテゴリーCにもエンジンの種類による分類があり (カテゴリーCは事実上、ロケットエンジンかジェットエンジンしかないけど)、というあたりは他のモータースポーツと同じ。なので、実際には最高速記録がやたらめったらあることになります。
さらに、最高速チャレンジには 1/8 マイル(約200m)から100,000マイル (約16万km) に至るまで複数の競技があるので、実際にはもっと複雑。最も短い 1/8 マイルと 1/4 マイルはスタンディング・スタートが義務付けなので、どちらかといわなくてもドラッグレーシング車両向け。
ただ、花形はやっぱりカテゴリーCの 1km と 1mile でありまして、Thrust SSC の記録 1223.657km/h もカテゴリーC 1kmでの記録。
他にもFIA公認記録を取ろうと思うと細かい規定がいろいろあって (短い距離での記録の場合、2回逆方向に走って、平均を取る、とか、必要なオフィシャルとか)、単にチャレンジするだけでもなかなか面倒くさそうです。ボンネビルで一発走って速かった、というだけではダメというとですな。
ちなみに、カテゴリーAのグループ分けは I (過給ありレシプロエンジン) にはじまり、ディーゼル、ソーラー、燃料電池あたりを経て水素エンジンに至るまで15種類に分類されているので、
ということになりますが、今のところこのグループではFIA公認記録自体が存在しない模様。「1906年に米国チームが達成した蒸気自動車による世界記録
の時速205.44キロ」というのは、FIAのレギュレーションを守っていなかったようです。逆にいえば、必要な手続をちゃんと踏めば、どんな記録であっても「蒸気自動車での新記録」ということになります。
以上、出典は International Sporting Code Appendix D "REGULATIONS FOR RECORD ATTEMPTS" でした。
FIAのルールでは自動車の機関は、電気モーター、蒸気機関、ガソリンエンジン、ジェットエンジンの4種類に分類されており、英国蒸気自動車クラブでは1906年に米国チームが達成した蒸気自動車による世界記録の時速205.44キロを更新しようというものとなる。というネタがありまして。じゃあ、「FIAのルール」ってどうなってるねん、というのが気になったんで調べてみました。あと、モータースポーツの規則は「ルール」(Rule) じゃなくて「レギュレーション」(Regulation) ね。
さて。最高速チャレンジ、というかFIA Land Speed Recordsの定義。FIA公式サイト内のIntroductionによると
ということになってます。モーターサイクルが除外されているのは、FIMとの絡みからですね。The FIA Land Speed Records are the fastest recognised, official speeds achieved by any wheeled vehicles on land - not including motorcycles (there is separate specific category for this).
Introduction
さて、FIA Land Speed Recordsには4つのカテゴリー(A〜D)があります。カテゴリーAは競技専用車、Bは市販車、Cは最高速チャレンジ専用車、Dはドラッグレーシング車両というのが大まかな定義。現在最高速記録を持ってるThrust SSCあたりはカテゴリーCになります。
また、カテゴリーA、Bにはエンジンの種類による分類である「グループ」と、排気量または重量による分類である「クラス」があり、カテゴリーCにもエンジンの種類による分類があり (カテゴリーCは事実上、ロケットエンジンかジェットエンジンしかないけど)、というあたりは他のモータースポーツと同じ。なので、実際には最高速記録がやたらめったらあることになります。
さらに、最高速チャレンジには 1/8 マイル(約200m)から100,000マイル (約16万km) に至るまで複数の競技があるので、実際にはもっと複雑。最も短い 1/8 マイルと 1/4 マイルはスタンディング・スタートが義務付けなので、どちらかといわなくてもドラッグレーシング車両向け。
ただ、花形はやっぱりカテゴリーCの 1km と 1mile でありまして、Thrust SSC の記録 1223.657km/h もカテゴリーC 1kmでの記録。
他にもFIA公認記録を取ろうと思うと細かい規定がいろいろあって (短い距離での記録の場合、2回逆方向に走って、平均を取る、とか、必要なオフィシャルとか)、単にチャレンジするだけでもなかなか面倒くさそうです。ボンネビルで一発走って速かった、というだけではダメというとですな。
ちなみに、カテゴリーAのグループ分けは I (過給ありレシプロエンジン) にはじまり、ディーゼル、ソーラー、燃料電池あたりを経て水素エンジンに至るまで15種類に分類されているので、
FIAのルールでは自動車の機関は、電気モーター、蒸気機関、ガソリンエンジン、ジェットエンジンの4種類に分類されており、というのは明確な間違い。また、蒸気機関でのチャレンジということになると、おそらくカテゴリーAグループX (Steam Engine)
ということになりますが、今のところこのグループではFIA公認記録自体が存在しない模様。「1906年に米国チームが達成した蒸気自動車による世界記録
の時速205.44キロ」というのは、FIAのレギュレーションを守っていなかったようです。逆にいえば、必要な手続をちゃんと踏めば、どんな記録であっても「蒸気自動車での新記録」ということになります。
以上、出典は International Sporting Code Appendix D "REGULATIONS FOR RECORD ATTEMPTS" でした。